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2025/07/15 21:43 |
そーりん!そーりん!
雨で嬉しいのは、雨が上がったとき。

そして、雨は降ってる最中もたいがいだけど、雨が降る前の独特の蒸し暑さもまた嫌なものだわ。つまり、いまがまさにそれなのですが。

「武将列伝 戦国爛熟篇」
(海音寺潮五郎)、読了。

「竹中半兵衛」「大友宗麟」「山中鹿之介」「明智光秀」「武田勝頼」「徳川家康」「前田利家」を収録。残り11人、文庫本にしてあと2冊。

とりあえず、山中鹿之介を知らないドラえもんファンがいたらモグリと思って間違いない。

さて、歴史関係はお勉強読書なので、具体的な内容についての感想は特に無し。ただし、それ以外ならいくつか↓

「武田勝頼」の終盤、「(前略)がまんして書いています。がまんして読んでいただきたい」という下りが。武田家滅亡の様子があまりに悲惨なので思わず漏れた作者の本音なのですが、期せずしてこれが、史伝という形式を象徴する一節になっているのではないかと。

つまり、そもそも史伝とは、小説と違って事実だけを書くものです。しかし、事実をどう解釈するか、事実を見て何を思うかは作者の力量や感性に委ねられているわけです。

だからこそ上記のような本音や、「僕はこれを信じない」式の海音寺節が入り込む余地もあるのです。そこらへんの自由度の高さが、単なる資料集や歴史解説書とは一線を画すのだなと。

ちなみに、武田家は天目山の戦いで滅亡するわけですが。生天目仁美さんの名字の由来は、まぁご存じない方は調べれば分かるので調べましょうよ(横着者ッ)……
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2008/05/24 00:26 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・感想

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