忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2025/07/18 11:35 |
やりすぎフーター
そもそもわたしは詩というものがよく分かりません(続きました)。

そもそも、詩というものを読もうという気にならないのです。何故かと云えば、詩集ってやつは空白が多くて、なんだか損な気分になるのですよね。基本的に本好きは文字がぎっしりしてる方が喜ぶ傾向にありますから……

あ、もしかして、詩は文字によって表現されてはいるけれど絵画のように鑑賞するものなのか?

あ、すいません、思いついたまま書いてしまいました忘れてください……


さて、今日は久々に心身とも調子が良いので積み感想をひとつ片付けてしまおうぞ。

「武蔵野水滸伝」
(山田風太郎)、上巻8日下巻11日読了。

ときは天保、老中水野の改革苛烈なりしころ。関東一円に蔓延る侠客やくざ者を取り締まるべく、八州廻りが一新されることとなる。
その責任者に選ばれたのは、遠山左衛門尉が子息・銀五郎と妖怪鳥居が令嬢・お耀。関八州の実態と無法者たちの手強さを知った若き二人は、それに対抗すべく江戸中の剣豪たちに招集をかける……

あの、風太郎先生、これはやりすぎではないでしょうか押忍。

というの↑が、率直な感想だったりするわけです。そしてきっと先生も、笑いながら「やっぱり?」と云ってくれると思うのです。

とにかくキャストが豪華なことは確かです。
片や清水次郎長・大前田栄五郎・国定忠治・笹川繁蔵といったビッグネームな親分衆、それに対するは千葉周作・男谷精一郎・勝小吉・高柳又四郎などなど錚々たる剣豪連。

うん、このふたグループって同時代人なのですね。それに気付いたのみならず、それを無理くり絡ませてしまうのが風太郎先生なのですね。

しかもそのふたグループが単にあっちとこっちに分かれて戦うだけじゃないからもう大変。南無扇子丸というトリックスター・キャラのせいで怒涛のカオス展開に突入します……

けっきょくのところ、コンセプトは「魔界転生」と変わらないといえば変わらないのかな。ただ、ちょっと人数が多すぎるし、森宗意軒に比べて扇子丸が莫迦すぎ無茶しすぎだし、そりゃあさすがの風太郎先生も『あんなオチ』にせざるを得なかったわけだわな……

ふう、読んだときも疲れたけど、思い出しつつここまで書いてまた疲れました。ある意味、読み応えはあったんだなと思う次第であります。
PR

2008/04/23 00:16 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・感想

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<ブランク定数 | HOME | スザクのスの字も出てこない>>
忍者ブログ[PR]