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2025/07/22 05:38 |
イーガンという響きがすでに硬質
「ホラー映画観たあとかがみのベッドにもぐりこむつかさ」には反応せざるを得なかったわけで。このなかよし姉妹め!棚旗姉妹ばりのなかよし姉妹め!(←伏線だ、当然のことながら)

さて、今日も今日とてニコ動遊び、ふと思い立ちて調べてみたならば、ありましたよ「チンプイ」の第1話が↓ 



これを見つけたおかげで、例の鬱系動画を貼る気が失せて良かった良かった。ま、アレはアレで日記に貼って発散しないとちょっと収まりのつかない心理状況なので明日にでも貼る気満々だけどな!キーワードはスーパーマリオにバケツの中の人、と書いただけで「いやあぁぁぁぁッ」な心境だけどな!

しかし、やっぱり名作すぎますねえチンプイは。あと、シンエイ動画の下請けに京都アニメーションがいたと知ってちょっと驚いたりなんか。

さて、忘れたころに「順列都市」の感想の残りを(前回は8月9日)。しかし、あまり具体的なことばかり書くと興を殺ぐしボロも出るので(主に後者)、止めにして。

ただ、これだけは解説で触れられていなかったので書いておこう。えっと、ピー(というキャラ)の密航手段は『塵理論』のいわば縮小版になってます、以上。

で、ここからはイーガン作品全般についてなのですが。わたしは「イーガンは難しい」と散々云ってきたのですが、ようやくその理由が分かった気がします↓

つまり、イーガン作品において会話はすべて議論なのです。地の文はどうかといえば、こちらは情景描写を除けばほぼすべて視点人物の理論的自問自答です。しかもそのどちらもが、ものすごいハイレベルで展開するのです。

そんなこんなで「こいつら頭良すぎ!」とどんどんついていけなくなるのですね。目の前で学者が討論初めて置いてけぼりを喰う感覚で、自分が莫迦に思えてくるものです(莫迦なんだけどさ!)。

でも、逆に「ついて行かねば!」なんていう力みを捨てて流されるように読んでいけば、いつの間にかなんとなく自分も頭が良くなったような気分になれますよ?(そういう楽しみ方はどうよ?)

つまりまとめるならば、内容の難解さに加えて読者を置き去りにするかのような演出でわざわざ「これは難解です。理解しようと思う無かれ。雰囲気を味わうべし」と暗に伝えてるんじゃないかなと。

だから、イーガンは難解と思うのが当然で理解できるほうがおかしいんだ、というこれはいいわけなのでした……
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2007/08/15 01:23 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・感想

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