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2025/04/21 17:44 |
長すぎるのもどうかと思うけど、これはまぁ納得
えー、ただいま嘘喰い&賭魚担当者は席を外しておりまして、はい。

ですので、読書感想担当者のわたくしで良ければ対応させていただきます、はい。

ちなみに、嘘喰い&賭魚担当者は「人魚狩りに行ってくる」などと口走って飛び出していったとのことでございます。もしかすると、二度と帰って来ぬかもしれません、はい……

さて(口調を改めて)、今月の読了本9冊目。
というか、このぶ厚さは他の本のゆうに3冊分ぐらいはあるんですけど↓

「啓示空間」(アレステア・レナルズ)、昨日読了。

しめて1039ページ(あとがき含む)、長かった。これだけ長いと、あらすじを紹介するだけでも一苦労って感じなのですが……

とりあえず、端的に云うと、SFです。ただし、怒涛のような大量のアイデアが投入された、スペースオペラの壮大さとハードSFの厳密性を兼ね備えた、かなりハイパーな次世代SF、いわゆるニュー・スペースオペラです(心もとない定義ですが)。

とにかく、アイデアの量と質がハンパじゃないのです。おかげで、これだけの長さがありながらストーリーに全くユルみが無いという恐るべき密度を実現しています。

それでいて、「ハイペリオン」のように『豪華絢爛』といった感じじゃないのが面白い。

それはきっと、語り口が坦々としているからでしょう。よく考えたら、この長さにしては登場人物も舞台の移動も驚くほど少ないですし。

「ハイペリオン」は勢い重視というか、ヴィジュアル的にインパクトのあるシーンを並べ立てた感がありますから。あれはあれで派手で良かったけど、こちらの地に足が着いた感もまた良し。

また、「光速を超えられない」という縛りも大きいのですな。というか、今どきあえてその設定は、なんか渋さのようなものすら感じさせますな。

しかし、新しいSFを語るのにあまりハイペリオンハイペリオン云わない方が良いのかもしれません。でも、この手の重厚壮大路線のSFはどうしたって「ハイペリオン」との比較は避けられない気もしますし……

まあ、これからはこの「啓示空間」のシリーズも後進と比較されるがわの作品として名を残してゆくのでしょう。
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2008/09/27 00:35 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・感想

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