1.寒い寒い、靴下靴下。
2.今月の読了本1冊目、今年のトータル79冊目。
あー、今年は100冊無理だな……
「忍者月影抄」(山田風太郎)、読了。
ページ1枚下は地獄、それが風太郎忍法帖。
さて、今回は八代将軍吉宗と尾張中納言宗春の代理戦争。
実際に戦うのは公儀御庭番&江戸柳生と、尾張御土居下組&尾張柳生。
構図としては、七人と七人 VS 七人と七人 というちょっと珍しいかたち。
ただその設定自体はあまり上手く機能していないというか、全体的にまとまりが無い気がしないでもありません。
とはいえ、ひとつひとつのエピソードはちゃんと面白いので安心です。
その中でも白眉なのは、間違いなく「忍法 足八本」の章でしょう。このなんともソリッドなシュチュエーションとその顛末は、全忍法帖中でも異彩を放っています。
そして、ラストバトルのぶっ飛び具合もなかなかすごい。どこかで見たような戦いだと思ったら、ジョジョの「あのスタンド戦」と「あのスタンド戦」に似ているのですよこれ。
もしや、奇想天外という意味ではここが忍法帖の頂点かもしれないとすら思えます。
こんなのが1961年に書かれたというんだから、恐れ入る。
2.今月の読了本1冊目、今年のトータル79冊目。
あー、今年は100冊無理だな……
「忍者月影抄」(山田風太郎)、読了。
ページ1枚下は地獄、それが風太郎忍法帖。
さて、今回は八代将軍吉宗と尾張中納言宗春の代理戦争。
実際に戦うのは公儀御庭番&江戸柳生と、尾張御土居下組&尾張柳生。
構図としては、七人と七人 VS 七人と七人 というちょっと珍しいかたち。
ただその設定自体はあまり上手く機能していないというか、全体的にまとまりが無い気がしないでもありません。
とはいえ、ひとつひとつのエピソードはちゃんと面白いので安心です。
その中でも白眉なのは、間違いなく「忍法 足八本」の章でしょう。このなんともソリッドなシュチュエーションとその顛末は、全忍法帖中でも異彩を放っています。
そして、ラストバトルのぶっ飛び具合もなかなかすごい。どこかで見たような戦いだと思ったら、ジョジョの「あのスタンド戦」と「あのスタンド戦」に似ているのですよこれ。
もしや、奇想天外という意味ではここが忍法帖の頂点かもしれないとすら思えます。
こんなのが1961年に書かれたというんだから、恐れ入る。
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