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2025/03/03 05:22 |
これがイギリス
1.『京都金杯』タマモサポート一気に抜け出す

今年はもしや、津村さんに注目なのか?

2.今月の読了本2冊目、年間トータル2冊目。
本当は、正月休みが明けるまでに読み終わりたかったのですがね。

「陸の海賊」(コナン・ドイル)、読了。

ドイル・コレクション、第1弾第2弾第3弾を読まずに第4弾を読んでみた。
たぶん第5弾も読まない、そもそも手元にない。

ホームズ大好きのわたしですが、ホームズ譚以外のドイルを読むのはたぶん初めて。

スポーツを中心に「英国人の嗜み」を描いた短編が多いです。少々美化しすぎな気もしますが、これが理想も混じった古き良きイギリスの姿なのでしょうね。

「クロックスリーの王者」
貧乏な医学生が学費を稼ぐためにボクシングのリングに上がる。スポ根ものの原形は意外とドイルだったりするのでしょうか。

「ブローカスの暴れん坊」
クイーンズベリールールへの過渡期、素手の野試合に巻き込まれたボクサー。クイーンズベリー以前のロンドンプライズリングルールは、むしろ何でもありに近かったのですね。

油断してたこちらも悪いけど、終盤の展開とオチはあさっての方向すぎませんか先生。素手ボクシングの危険性を説いている、のかな。

「ファルコンブリッジ公」
初の敗戦で落ち込むボクサーが、金に釣られて謎の相手と試合をさせられる。
イギリス人のゴシップ好きが裏テーマでしょうか。

「狐の王」
莫大な遺産を相続して放蕩三昧の地主が、狐狩りを通じて身を持ち直すまで。

ポワロも云っているけど、狐狩りはフェアなスポーツとは思えません。猛獣が相手ならともかく、たかだか狐をよってたかって追い掛け回して殺すんですからね。相手が人間ではないからフェアプレイ精神など必要ない、という理屈でしょうか。七つの海に繰り出すときも同じような思考回路が働いたのかな……

「スペディグの魔球」
斬新すぎる新投法を引っさげ国際試合に挑む無名のクリケット選手。

英国文化最大の謎、それはクリケットだと思います。クリケットほど愛好家以外の人には不可解で理解不能のスポーツは他にありません。クリケットこそ、スポーツ界イチのまいじゃー(マイナーだけどメジャー)種目と云えるでしょう。

太刀打ちできるとしたら、ベースボールぐらいのものか……
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2009/01/06 00:30 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・感想

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