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2025/01/18 10:58 |
役者魂と読者魂
1.本屋に行くと、ヤル気ならぬ読む気が出る。

ただし、「まだ読んでいない本がこんなにあるのかよ」と絶望感めいたものが沸くことも。

2.「消えたラノベ作家 あの人は今!?」というスレ(のまとめ)を見ました。
読む側の方が書く側より劇的に楽、それは分かってる……

3.今月の読了本4冊目、今年のトータル13冊目。
幸い、今は読む気がある方です。

「ダブル・スター」(ロバート・A・ハインライン)、読了。

『太陽系政界の大物の替え玉を演じることになった失業俳優の物語』

お恥ずかしながら、ハインラインはこれで3冊目。
正直、「それでよく『本読み』などと名乗ってるわこいつ」と思わないでも無い。

自称スターの売れない俳優が、偉大な男の役を演じるうちに本物のスターになりきっていく。不本意かつ困難な仕事を、プライドを支えに遂行する姿がすばらしい。

その気概というか気構えこそが本当のプロフェッショナルなのだと思わされますな。と同時に、役者も作家と同じぐらい因果な商売だな、と……

タイトルの「ダブル・スター」とは『連星』のこと。
また、「ダブル」は芝居用語で『代役』や『吹き替え』の意味もあります。

つまり「スターの代役」なのですが、「ふたりのスター」という意味も込められているようです。

ちなみに、以前のタイトル訳は「太陽系帝国の危機」でした。内容的に間違いではないし、時代を考えると仕方ないのですが、それにしてもあんまりな気が。
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2010/02/24 00:48 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・感想

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