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2025/02/01 04:03 |
カーは偉大なり
1.東方の人気投票に参加してみようと思ったり。

2.今月の読了本2冊目、今年のトータル11冊目。
6日も空くとか、どういうことなの……

「エンジェル家の殺人」(ロジャー・スカーレット)、読了。

<ひとつの屋敷を真っ二つに区切って暮らす双子のエンジェル兄弟。彼らとその家族を支配しているのは『長生きした方に全財産を譲る』という亡父の遺言であった。そしてついに、双子の片割れが己の死期を悟るときが来てしまい……>

失礼ながら「これをカーが書いていれば」と思わずにはいられませんでした。
そうそう、カーといえば(これは明日へ続く)……

さておき、驚愕のトリックがあるわけでもなく、奇抜な仕掛けがあるわけでもなく。華麗な論理があるわけでもなく、強烈なサスペンスがあるわけでもなく。

設定が凝っているわりには、ストーリー展開が平凡というか。
愛憎劇もなんだかぬるめだし、ムードも全体的に盛り上がりが無いというか。

集約するなら「設定が大時代的なのにそれ以外が現代的過ぎる」ということではないかと。そしてそのアンバランスさが悪い方向に作用した、と見たが如何。

だから、舞台をもっと郊外にして、登場人物をもっと奇矯にして、探偵役をあんな中途半端な警察小説タイプではなくもっと変人ぶっちぎり名探偵タイプにしていれば面白かったかも……

って、それはそれでありきたりで詰まらないかもしれませんが。
そのへんを上手く料理してくれそう、という期待も込めてカー云々という次第。

そうそう、カーといえば(だからそれは明日へ続く)……
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2010/02/10 00:23 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・感想

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